トラウマ・CPTSD・解離

複雑性PTSD

複雑性PTSDの人は、なぜ明るく社交的に見えるのか|関係の中で起きる凍結反応

人と会っているときにはよく笑い、初対面の相手とも自然に会話ができる。誰かが話しにくそうにしていれば自分から声をかけ、場が気まずくなると冗談を言って空気を和ませる。そのような姿から、周囲には社交的で明るい人だと思われていても、本人は人と別れた...
トラウマ反応・身体症状

人に見せられなかった悲しみはどこへ行くのか|心と身体に残る痛み

深い悲しみや苦しみを抱えながらも、周囲に弱さを見せられず、何事もなかったように生活を続けていることがあります。つらいときにも笑い、疲れていても人の頼みを引き受け、自分が苦しいときほど周囲を気遣う。誰かに心配されても「大丈夫です」と答え、その...
トラウマ・CPTSD・解離

内なる悪魔はどこから来て、何を守っているのか――「救われてはいけない」という防衛システム

自分の内側に、まるで「悪魔」のような存在がいると感じる人がいます。少しでも幸せになろうとすると、それを許さない。誰かから優しくされても、相手を疑い、信頼が深まりそうになると関係を壊そうとする。苦しみから抜け出そうとした瞬間に、「お前だけが救...
トラウマ反応・身体症状

過去のつらさが身体に残るとき|不眠・息苦しさ・慢性疲労につながるトラウマ反応

危険が去った後も、身体が世界を「まだ危ない場所」として読み続けることがあります。本人は、もう大丈夫なはずだと頭では分かっています。それでも胸が詰まり、肩が固まり、考えが止まり、眠れず、休んでも疲れが抜けない。こうした心と身体のずれは、意思の...
トラウマ・CPTSD・解離

怒られていないのに身体が身構える理由|過去の危険を読み続ける神経系

怒られていないのに、誰かの声が少し大きくなっただけで身体がビクッと跳ねる。背後から人が近づいてくると肩がすくみ、ドアが閉まる音に胸が強く反応する。相手は普通に話しているだけなのに、突然責められるような感覚が生まれ、身体が先に身構えてしまうこ...
トラウマ・CPTSD・解離

怒りを閉じ込めて生きてきた人へ|関係を壊さないために、内側へ折り返した感情

理不尽なことを言われた瞬間、胸の奥が熱くなったのに、何も言い返せなかった。相手の機嫌を損ねないように笑ってやり過ごし、家に帰ってから何度もその場面を思い返す。腹が立っていたはずなのに、いつの間にか「自分の言い方が悪かったのかもしれない」「も...
トラウマ・CPTSD・解離

ひとりで悲しみを生き抜いてきた人へ──それは強さではなく、生存のかたちだった

泣きたいときに泣けず、苦しいときにも誰かへ助けを求められない。悲しみを打ち明けたところで受け止めてもらえず、かえって責められたり、面倒がられたりする。そのような経験を重ねるうちに、自分の感情を誰にも見せず、何事もなかったように生活することが...
トラウマ・CPTSD・解離

他人がクソにしか見えなくなる心理|裏切りを引き受け続けた末に生まれた警戒心

他人がクソにしか見えなくなった人は、もともと人間嫌いだったとは限りません。むしろ、人を信じようとし、関係を大切にしようとしてきた人もいます。相手の事情を理解し、多少の理不尽には目をつぶり、自分が我慢すれば関係は続けられると考えてきた。何度傷...
トラウマ・CPTSD・解離

本来あったはずの人生を失った悲しみ|トラウマ回復で現れる喪失感と悲嘆

トラウマから回復していく過程で、人は思いがけない悲しみに出会うことがあります。それは、新しく不幸な出来事が起きたからというより、長いあいだ感じる余裕のなかったものが、ようやく心の中に姿を現してきたからかもしれません。失ったチャンス、失われた...
トラウマ・CPTSD・解離

ひとりだと落ち着く人は、孤独が好きなのではない|他者といると緊張する心と身体の仕組み

誰かと一緒に過ごしている間は、ずっと身体のどこかに力が入っている。楽しく会話をしていても、相手の表情や声の調子が気になり、何を話せばよいのかを考え続けてしまう。自宅に帰り、一人になった途端、ようやく肩の力が抜け、呼吸が楽になることがあります...