トラウマ・CPTSD・解離

トラウマ・CPTSD・解離

トラウマボンドとは|傷つける相手から離れられなくなる心理と支配からの回復

「ひどいことをされたのに、相手のことが頭から離れない」「別れた方がいいと分かっているのに、連絡が来ると安心する」「離れたあとも、相手の機嫌を気にしてしまう」。暴力や支配のある関係では、このようなことが起こります。周囲から見ると「そこまで苦し...
トラウマ・CPTSD・解離

拒絶過敏性(RSD)とは?嫌われることへの怖さが強い人の心理とトラウマ

拒絶過敏性とは、拒絶されることを強く予測し、相手の曖昧な表情や返信の遅れ、声の変化、少しの距離まで「嫌われた」「見捨てられるかもしれない」というサインとして受け取りやすい傾向です。親しい人からの返信がいつもより遅い。会話の途中で相手が黙った...
複雑性PTSD

トラウマティック・アタッチメント(外傷的愛着)|安心を求める相手が、同時に恐怖の原因になる仕組み

トラウマティック・アタッチメント、すなわち「外傷的愛着」とは、安心や保護を求める相手が、同時に恐怖、苦痛、屈辱、混乱をもたらす存在にもなっている状態を指します。これは正式な精神医学的診断名ではなく、愛着とトラウマが同じ人間関係の中で絡み合っ...
解離・解離性障害

黒い守護者とトラウマの防衛システム|内なる悪魔は、傷ついた魂を守るために生まれた

弱さを見せれば生き残れない世界で、傷ついた魂に代わって強さを引き受ける存在が生まれることがあります。その存在は、危険を見張り、痛みを記憶し、「二度と同じ目に遭わせない」と心の内側から本人を守ろうとします。ここでは、その存在を「黒い守護者」と...
トラウマ反応・身体症状

健康診断では異常がないのに、なぜこんなにしんどいのか|慢性不調を神経系から読む

健康診断では異常がないと言われているのに、朝から身体が重く、十分に眠ったはずなのに疲れが抜けない。食事をすると胃が気持ち悪くなり、少し歩いただけで身体の痛みやだるさが強まる。頭痛や首肩のこりが日常的に続き、出かけることさえ負担に感じられる場...
トラウマ反応・身体症状

感情凍結とは何か|泣けない、怒れない、感じないことで自分を守ってきた人へ

ひどいことを言われたのに、その場では涙も怒りも出てこなかった。相手の話を黙って聞き、必要な返事をして、何事もなかったようにその場を離れる。後になって、あれほど傷つくことを言われたのに、なぜ自分は何も感じなかったのだろうと戸惑うことがあります...
トラウマ反応・身体症状

虚弱に生きるということ|休めない身体と、静かに働き続ける神経

朝起きたばかりなのに、すでに身体が重い。仕事へ出かける準備をするだけで疲れ、人と話す時間が続くと、首や肩が張り、胃のあたりが気持ち悪くなる。夕方には全身の力が抜け、帰宅してからしばらく動けなくなることがあります。子どもの頃から「体力がない」...
複雑性PTSD

トラウマが集合的無意識に触れるとき|個人の痛みが「世界そのものの重さ」へ変わってしまう理由

親から拒絶されたこと、学校で孤立したこと、信頼していた相手に裏切られたこと。過去の出来事を思い返しているうちに、いつのまにか、自分自身の人生だけでなく、人間という存在そのものが苦しく感じられることがあります。ニュースで戦争や虐待の報道を目に...
複雑性PTSD

愛着トラウマで優しさと怒りが切り替わる理由|愛着システムと防衛反応

誰かにそばにいてほしい、守ってほしい、わかってほしい。つらいときに声を聞きたくなり、不安なときには親しい人の存在を確かめたくなる。人の心には、他者とのつながりを通して安心を得ようとする働きがあります。それが愛着システムです。愛着システムは、...
トラウマ・CPTSD・解離

発達性トラウマ障害はなぜ「発達障害に似る」のか|注意散漫・多動・過敏の正体

授業中、教科書を読もうとしても、廊下を歩く足音や隣の席の小さな物音が気になり、内容が頭に入ってこない。先生から注意されると、何を言われたのか分からなくなり、頭が真っ白になる。家に帰っても落ち着かず、親の機嫌を確かめながら過ごし、夜になってよ...