トラウマケア専門こころのえ相談室

エルク

”The best and most beautiful things in the world cannot be
seen, heard, or even touched, they must be felt by heart.”
                      ― Helen Keller

「世界で最も美しいものは、見ることも、触ることさえもできない。
それらは心で感じられなくてはならない」
                      ―ヘレン・ケラ

トラウマケア専門の「こころのえ相談室」は、人間が本来持つ心と体の調和を取り戻し、心を開いて世界を感じる力を回復することを目指す専門的なカウンセリングルームです。私たちは、クライエント一人ひとりが持つ自己治癒力を大切にし、トラウマがもたらす心身の負担を解きほぐすお手伝いをしています。

トラウマケアとは、トラウマを経験した人々に対する治療やサポートの総称です。カウンセリングや心理療法を通じて、トラウマによって引き起こされたストレスや不安を軽減し、心身のバランスを整えていきます。目指すのは、影響を受けた方々が安心して日常生活に戻り、自分らしく生きられるようサポートすることです。

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自己紹介

井上陽平 (公認心理師)

私は、性暴力被害者との関わりを通じて、トラウマや解離、精神分析に強い関心を抱きました。そこから、解離性同一性障害や境界性パーソナリティ障害に対するフィールドワークを行い、その後、心理カウンセラーになることを決意し、大学院で臨床心理学を専攻しました。大学院修了後は、児童養護施設でのボランティアや情緒障害児短期治療施設での生活支援、相談業務に携わり、精神科クリニックでは精神分析の研修を積みました。

現在は、トラウマケアに特化した個人開業の『こころのえ相談室』を運営し、トラウマ経験者が前向きに人生を歩めるようサポートしています。私たちの目標は、クライアントが安心して自分自身と向き合い、感情を表現できる場を提供することです。

長年の臨床経験を通じて、トラウマの影響が日本で十分に理解されていない現実を痛感しています。特に、児童福祉や教育、医療、矯正施設では、複雑なトラウマを抱えた人々に対する理解が不足しており、問題行動が現れると隔離や罰、叱責が優先されがちです。これではトラウマがさらに悪化してしまう危険があります。その背景には、トラウマ視点の欠如があります。対人関係の問題や精神疾患、過去の痛み、そして生きづらさの多くは、虐待、いじめ、逆境、発達初期のトラウマに起因するものです。この現実を理解し、適切なケアを提供できる社会に変わるためには、トラウマについての知識を広め、理解を深める取り組みが必要です。

『こころのえ相談室』では、トラウマや解離に関する最新の知見を広め、トラウマケアのカウンセリングや心理療法を提供しています。私たちの取り組みを通じて、トラウマに苦しむ人々が前向きな人生を取り戻すための支援を行い、少しでも多くの方が新たな一歩を踏み出せるように努めています。→トラウマケア専門こころのえ相談室の別館