inoue youhei

トラウマ反応・身体症状

背中が固いのはなぜ?トラウマを背景に生き延びてきた身体の防衛反応

背中が固いのは「悪い姿勢」ではない背中が固い、肩が上がる、胸が閉じる。こうした状態は、整体や健康情報の文脈では「姿勢の癖」「筋力低下」「体幹不足」と説明されがちです。しかし、トラウマを背景にもつ人の場合、その理解だけでは説明がつきません。な...
発達特性

大人で発達障害と診断された人は、なぜ人生の途中で限界を迎えるのか

──違和感・過剰適応・自己否定・神経系の疲弊という長い物語「何かがおかしい」という感覚だけが、ずっと残っていた大人で発達障害と診断された人は、多くの場合、人生のかなり早い段階から「言葉にならない違和感」を抱えて生きてきた。・なぜ皆が簡単にで...
トラウマ・CPTSD・解離

セルフネグレクトとうつ|トラウマと栄養の視点から理解する「静かな自己放棄」

セルフネグレクトは、だらしなさや怠慢ではありません。それは、自分という存在への関心が、気づかれないまま静かに落ちていく状態です。歯みがきを後回しにする。風呂に入らない日が増える。通院をキャンセルする。そして、栄養を考えた食事をしなくなる。こ...
トラウマ・CPTSD・解離

人に嫌われるのが怖い人の心理|関係性トラウマと生存不安の正体

人に嫌われるのが怖い人の本質人に嫌われるのが怖い人は、単に対人関係が苦手なのではありません。多くの場合、その恐怖は「関係を失うことが寂しい」というレベルではなく、関係を失った瞬間に〈自分が消えてしまう〉感覚に近いものです。これは自己評価が低...
愛着スタイル

優しい人ほど雑に扱われる本当の理由|それは弱さでなく、「壊れた世界を二度と起こさないための適応」

「どうしてあの人は、あんな扱いをされても怒らないんだろう」「なぜ、いつも後回しにされる側になるんだろう」そう思われながら、本人だけが理由を言葉にできないまま生きている。優しい人ほど雑に扱われる。この言葉はどこか冷たく、突き放した響きを持って...
トラウマ反応・身体症状

中途覚醒・睡眠障害とは|深く眠れず、夜中に何度も目が覚める人に起きていること

深く寝れていない。夜中に何度も目が覚める。眠っているはずなのに、朝になると身体がまったく回復していない。このような 中途覚醒 が続くと、人は原因を自分に向けがちです。年齢のせいかもしれない。ストレスに弱いから仕方ない。考えすぎる性格が悪いの...
セルフチェック

愛着スタイル(アタッチメント)セルフチェック|親密さの“痛み”と“渇望”を理解するために

🌿はじめに──「誰かといると苦しい」は、あなたのせいではない人と心を通わせたいのに、近づくほど息苦しくなる。相手が少しよそよそしくなるだけで、胸の奥がざわつき落ち着かなくなる。優しくされれば嬉しいはずなのに、どこかそわそわと逃げ出したくなる...
心の病・精神疾患

幸せ恐怖症──幸せになることが怖い、隠れた心の傷とトラウマの記憶

「幸せ」を前にしたとき、なぜ足がすくむのか暗闇の中で生きている人は、色鮮やかな街並みがつらくなることがある。イルミネーション、にぎやかな笑い声、肩を寄せ合う恋人たち。その光景の中に、自分の居場所がないように感じられてしまう。「ここに自分が居...
心理学(理論)・精神分析

罪悪感とは何か──「私が悪い」にとらわれる心のしくみ

罪悪感とは、「自分は何か悪いことをしてしまった」「あれは自分のせいだ」という感覚を伴う感情です。単に「失敗した」という事実認識にとどまらず、その出来事の影響を、他者の苦痛や関係性の悪化と結びつけて受け取る点に特徴があります。「相手を傷つけて...
セルフチェック

心がしんどいときのサイン —— 心が限界に近づくとき、身体は真っ先に知らせてくれる

心が限界に近づくとき、人はまず「気持ち」から壊れるわけではありません。実際には、身体のほうが先に異変を察知し、あなたを守る行動に入ります。言葉にできない「しんどさ」には、必ず共通のパターンがあります。それは、人が限界に近づくほど、心より先に...