発達早期のトラウマと宇宙: 死と再生の儀式

複雑性トラウマ

発達早期に受けたトラウマは、死と再生の儀式のように、宇宙的な意識変革を引き起こします。このプロセスは、深い心の傷から学び、成長する過程を象徴し、精神の進化へと繋がる旅となります。しかし、この旅は容易なものではありません。早期のトラウマは、心に深い痛みと苦しみをもたらします。幼い心は、理解できないほどの感情的な混乱と直面し、無力感、恐怖、そして孤独に苛まれます。これらの感情は、時には圧倒的であり、自己を見失い、世界とのつながりを断ち切ってしまうこともあります。

離人症と宇宙的孤独の交錯

人間は、生命に直接的な脅威を感じるような深刻なトラウマ体験に直面すると、心理的な衝撃を受けます。このような極端なショック状態では、人は離人症に似た状態に陥ることがあり、まるで魂が自分の体から離れていくかのように感じます。特に、死に至るような外傷体験に遭遇した際には、その人の魂が宇宙を漂うかのような感覚に襲われることもあります。

このように、受け入れがたいほど激しいトラウマに晒された際、人は自己の存在を客観的に眺める離人症のような状態になることがあります。この状態では、魂が自分の体から離れていくような感覚を経験し、まるで自己が宇宙の中に漂っているような孤独や深い傷を抱え込むことになります。これは、宇宙の中を漂う孤独や傷つきを象徴しており、その人の精神的な苦痛やトラウマの深さを表しています。

早期のトラウマとその後の成長における影響

子宮内や誕生時、乳児期に、生命の危機に瀕するような深刻なトラウマに直面した赤ん坊は、自らを守る手段を持たず、深い心理的ショックによって凍りつきや虚脱状態に陥りやすくなります。このような初期段階でのトラウマは、その後の成長過程においても影響を及ぼし、継続的な不安や脅威に晒されることで、彼らは極めて深い心の傷を負うことになります。

これらの子どもたちは、幼少期から常に警戒心を強め、他人との関係において一定の距離を保つことが必要になります。この過剰な警戒心は、人間関係における恐怖感によるものであり、時にはその恐怖があまりにも強いため、息苦しくなるほどの精神的な圧迫感を感じることもあります。このような状態は、生死を彷徨うレベルのトラウマがもたらす深刻な影響の一例であり、その後の人生においても深い心の傷として残り続けることがあります。

生命の危機からの神秘的な旅: 死と再生

人が死に至るような外傷体験を経験すると、その人の魂はまるでバラバラに砕かれたかのような感覚を覚え、神秘的な旅に出ることがあります。この旅は、まるで天井を突き抜け、青い空を見上げながら地球を下にし、宇宙の広大な空間を通り抜けるかのような体験です。その後、彼らは何もない、無限の可能性を秘めた世界へと進みます。

この過程で、亡くなった人の魂は新たな命に変わるための儀式を経ます。ここで、神秘的な神官が登場し、象徴的な手術を行います。この手術では、臓器が抜き取られ、代わりにゴールドが流し込まれることで、内なる変化が促されます。その後、頭の中が太陽の光で満たされ、巨大なエネルギーが動き始めることで、新しい生命の兆しを感じます。体はピクピクと痙攣し、震えや揺れが起こる中、温かい波が内側から打ち寄せ、これが生きている証となります。新しい命が目覚めると、体は軽くなり、光の世界での気持ちの良さを享受し、最終的には人間界へと戻ってきます。

宇宙レベルのトラウマ: 深い心理的苦痛

宇宙レベルのトラウマを持つ人々は、受け入れがたい悲しみや痛みに直面するたび、深い心理的ストレスを感じます。このような状況では、身体が硬直し、神経に激しい痛みが走り、息苦しさを感じることがあります。この症状は、脳への血液や酸素の供給不足によってさらに悪化し、極度の無力感や行動不能に陥る可能性があります。このような状態では、まるで世界中から見捨てられ、自分の居場所がないかのように感じられます。周囲の人々に置いていかれているような孤独感に苛まれることもあります。

外の世界での自己存在を維持することが困難になり、内面世界に解離することでしか楽しみを見出せなくなることもあります。外の世界での活動は怖れに満ち、絶望感や無力感に支配されたトラウマのサイクルに陥りやすくなります。これにより、自己感覚の喪失や追い詰められる感覚が強まり、身動きが取れなくなることがあります。生きる意欲の喪失、動けない自分への自責、焦りや苛立ちなどの感情が生じ、絶望や混乱に閉じ込められる感覚に陥ります。特に酷い離人症の状態になると、自分の身体が消えたかのように感じ、宇宙の外側に立っているような異次元の体験をする人もいます。

宇宙意識との繋がり: 光の世界と残虐な場所

宇宙レベルのトラウマを抱えている人々は、しばしば普通の感覚を超越した体験をします。彼らの感覚が溶け合い、宇宙意識との深い繋がりを感じることがあります。このような状態では、まるで光の世界へと導かれるかのように、眩しいほどに美しい、平和で穏やかな場所を体験することができます。この場所は、心の中で描く理想郷や、完全な安らぎを象徴する場所として感じられることが多いです。

しかし、一方で、このような高次の体験は必ずしも楽園的なものばかりではありません。時には、暗闇に包まれた残虐な場所に閉じ込められるような、非常に厳しい体験に直面することもあります。このような状況では、孤独や恐怖、絶望感が強まり、自己の存在が混乱したり、苦痛を感じたりすることがあります。これらの極端な体験は、トラウマが引き起こす精神的な混乱や葛藤を象徴しており、宇宙意識との繋がりがもたらす複雑な影響を示しています。

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トラウマケア専門こころのえ相談室
公開 2023-12-24
論考 井上陽平

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