解離・解離性障害

黒い守護者とトラウマの防衛システム|内なる悪魔は、傷ついた魂を守るために生まれた

弱さを見せれば生き残れない世界で、傷ついた魂に代わって強さを引き受ける存在が生まれることがあります。その存在は、危険を見張り、痛みを記憶し、「二度と同じ目に遭わせない」と心の内側から本人を守ろうとします。ここでは、その存在を「黒い守護者」と...
トラウマ反応・身体症状

健康診断では異常がないのに、なぜこんなにしんどいのか|慢性不調を神経系から読む

健康診断の数値が安定している時期にも、身体の重さが続き、疲労が抜けず、食事のあとに気持ち悪さが出ることがあります。少し動いただけで痛みやだるさが強まり、頭痛や首肩のこりが日常の一部になっている人もいます。休息をとっても回復感が育たず、朝から...
人格傾向・パーソナリティ

ボーダーラインと対人関係の揺れ|小さな変化が大きな不安になる背景

ボーダーライン(境界性パーソナリティ障害)の人は、対人関係の小さな変化に、強い見捨てられ不安を感じることがあります。返信が少し遅れた。いつもより声が低かった。会話の途中で相手が黙った。予定が変わった。周囲から見れば日常の揺らぎに見えることで...
うつ・不安・パニック

不安は警報、うつは停止としてあらわれる|身体から見た不安とうつのしくみ

不安やうつの苦しさは、ただ気分が落ち込んでいる、考え方が悪いという話ではありません。身体の奥で、ずっと警報が鳴り続けていることがあります。あるいは、警報が鳴りすぎた結果、もう何も感じないように、心と身体が深くシャットダウンしていることもあり...
トラウマ反応・身体症状

感情凍結とは何か|泣けない、怒れない、感じないことで自分を守ってきた人へ

感情が凍結している人は、傷ついたときにすぐ泣いたり、怒ったりできません。悲しいはずなのに涙が出ない。腹が立って当然の場面なのに、怒りが湧いてこない。つらい出来事があっても、どこか自分のことではないように感じ、頭の中がぼんやりしてしまう。周囲...
トラウマ反応・身体症状

虚弱に生きるということ|休めない身体と、静かに働き続ける神経

「すぐ疲れる」「人より体力がない」「無理がきかない」「胃腸が弱い」「肩や背中がいつも張っている」こうした状態を、昔から「虚弱体質」と言われてきた人は少なくありません。体質的な要因や医学的な問題が関係している場合もあります。貧血、甲状腺、睡眠...
親子関係・毒親

サイクルブレーカーとは|親から受け継いだ痛みの連鎖を、自分の代で止める人

サイクルブレーカーとは、家族の中でくり返されてきた傷つけ方、黙らせ方、支配の仕方を、自分の代で終わらせようとする人のことです。親を責め続けることとも、無理に許すこととも違います。「自分は、同じことをしたくない」その一点に、必死に踏みとどまろ...
複雑性PTSD

トラウマが集合的無意識に触れるとき|個人の痛みが「世界そのものの重さ」へ変わってしまう理由

深い傷つきを抱えた人の苦しみは、しばしば一つの出来事の痛みにとどまりません。最初はたしかに、自分の人生のなかで起きた具体的な傷として感じられていたものが、いつのまにかそれだけでは収まらなくなっていきます。個人的な悲しみは、より大きな苦しみの...
親子関係・毒親

毒親育ちの人が結婚・仕事・生き方を思い描けなくなる理由

毒親育ちの人は、将来自分がどのような生き方をしたいか、どんな仕事をしたいか、家庭を持ちたいかどうかといった「未来」に、うまく意識が向かないことがある。それは、考える力がないからではない。心の中で、まだ過去が終わっていないからである。子どもの...
セルフケア・対処法

傷ついた人ほど、穏やかな暮らしの価値をあとから知る

年を重ねると、ほんとうに自分を支えていたものが何だったのかが、少しずつ見えてくることがあります。それは、強い刺激でも、大きな達成でも、誰かからの賞賛でもありません。朝に過度な緊張がないこと。部屋の空気に追い立てられないこと。夜にきちんと眠れ...