PTSDの症状とは|フラッシュバック・過覚醒・回避

PTSD

トラウマという言葉から、「つらい出来事を何度も思い出して苦しむこと」を想像する人は多いかもしれません。しかし実際には、トラウマの影響は記憶だけに現れるものではありません。眠ろうとしても身体の緊張が抜けない、人の表情や声色を必要以上に警戒する、突然胸が苦しくなる、何も感じなくなる、頭では安全だと分かっているのに身体だけが怯えてしまうなど、睡眠、集中力、対人関係、感情、身体感覚まで広い範囲に現れることがあります。

そのため臨床では、「何が起きたのか」だけを見るのではなく、その経験をしたあと、その人の心と身体に何が残ったのかを丁寧に見ていく必要があります。出来事そのものは過去になっていても、そのときに身につけた警戒や防御が現在まで続いていると、日常生活の中で何度も「まだ危険は終わっていない」という反応が起こるからです。

ただし、ここでは一つ区別しておかなければなりません。広い意味で「トラウマになる経験」と呼ばれるものすべてが、医学的な意味でPTSDになるわけではありません。WHOのICD-11では、PTSDは極めて脅威的または恐ろしい出来事への曝露の後に生じ、現在のことのような再体験、トラウマを思い出させるものの回避、そして現在も脅威が続いているような感覚が持続し、生活に明らかな支障をもたらしている状態として整理されています。つらい経験をしたことそのものではなく、その後にどのような症状が続いているかが重要なのです。

一方で、診断基準上のPTSDに当てはまらなくても、長期間の否定、支配、いじめ、家庭内の緊張、安心できる養育者の不在などが、その人の自己感覚や対人関係、身体の警戒に大きな影響を残すことはあります。「診断がつくほどではないから大したことではない」と考える必要もありません。

トラウマとは

心の傷は、記憶だけでなく「現在の反応」に残る

人間の身体には、危険を察知すると素早く身を守る仕組みがあります。危険を感じた瞬間に心拍が上がったり、筋肉が緊張したり、周囲への注意が鋭くなったりするのは、その場から逃げる、身を守る、助けを求めるために必要な反応です。

本来であれば、危険が過ぎ去ったあとに身体は少しずつ平常状態へ戻ります。ところが、圧倒されるほどの恐怖を経験したり、逃げることも抵抗することも難しかったり、危険が長期間続いたりすると、その後も警戒が残ることがあります。

特に大きいのは、「危険そのもの」だけではありません。怖かったときに誰にも助けを求められなかった、苦しさを訴えても理解してもらえなかった、逃げることが許されなかった、自分の感じていることを否定され続けたといった経験では、恐怖と同時に強い無力感や孤立が残ることがあります。

すると、その後に環境が変わっても、人の声が少し強くなっただけで身構える、誰かの機嫌が悪いと自分が何とかしなければならない気がする、断ろうとすると身体が硬くなるなど、「昔は必要だった反応」が現在の人間関係にも入り込むようになります。

現在の神経科学では、PTSDを扁桃体だけの問題のように捉えることは適切ではありません。恐怖や脅威の学習には扁桃体だけでなく、状況や記憶に関わる海馬、脅威の評価や調整に関わる前頭前野を含む複数の神経回路が関係しており、研究ではこれらのネットワークの働きの変化が報告されています。つまり、トラウマ反応とは「気持ちの持ちよう」だけで生じているものではありません。

脳や神経系とトラウマの関係については、こちらでも詳しく解説しています。

トラウマによって脳や神経系に何が起こるのか

トラウマとPTSDは同じではない

トラウマについて考えるとき、「つらい経験をした=PTSD」と考えてしまうと、その人に起きていることをかえって見誤ることがあります。大きな事故や災害、暴力などを経験しても、多くの人には一時的な不眠や動揺、恐怖、集中力低下が起こりますが、それらが時間とともに軽減していく場合もあります。

一方、PTSDでは、危険が終わったあとにも症状が続き、仕事や学校、人間関係、外出、睡眠などに影響するようになります。NIMHも、トラウマとなり得る出来事の後にはさまざまな反応が生じ得る一方、長期間症状が続き、日常生活に支障が出る場合にPTSDが問題になると説明しています。

この違いは重要です。「これほど苦しいのだから自分はPTSDに違いない」と決めつける必要もなければ、「PTSDの診断がつかなかったから自分の傷は大したことがない」と考える必要もありません。その人の苦しさを理解するうえでは、診断名だけではなく、どのような場面で身体が反応し、何を避けるようになり、生活のどこが狭くなっているのかを見ることが大切です。

PTSDとは

過去の危険が「現在の危険」として戻ってくる

PTSDの中心にあるのは、昔の出来事を単によく覚えていることではありません。過去の出来事が、まるで「今ここ」で再び起きているような切迫感を伴って戻ってくることに特徴があります。

WHOのICD-11では、PTSDの中心症状として、トラウマの再体験、思い出させるものへの回避、そして現在の脅威が高まっているという持続的な感覚が挙げられています。再体験は鮮明な記憶や悪夢、フラッシュバックだけではなく、強い感情や身体感覚を伴うことがあります。

そのため、本人が「過去のことだと分かっています」と話していても、身体の反応はまったく別であることがあります。上司の声を聞くと身体が固まる。パートナーが黙ると胸が苦しくなる。特定の匂いを嗅ぐと理由もなく吐き気がする。誰かが近づいてくると反射的に後ずさりしたくなる。こうした反応では、「今は安全だ」と考える力よりも先に身体の警報が作動しています。

だからこそ、PTSDは単なる「記憶の問題」ではなく、安全をどのように感じ、脅威をどのように予測し、自分の身体をどのように守っているのかという問題でもあるのです。

過覚醒とは

何も起きていなくても、身体が次の危険を待っている

トラウマの影響を受けた人の中には、長い時間、身体の警戒が下がりにくくなる人がいます。音に驚きやすい、人の足音が気になる、背後に人がいると落ち着かない、突然の電話に強く緊張する、眠っていても物音ですぐ目が覚めるといった状態です。

こうした過覚醒では、本人は「心配しすぎないようにしよう」と何度も考えていることがあります。それでも身体は先回りして危険を探します。そのため、「そんなに気にしなくてもいい」「考えすぎだ」と言われても、簡単には変わりません。

特に対人関係のトラウマでは、人そのものが警戒の対象になることがあります。顔色、沈黙、声色、返信の速度、ドアの閉め方まで読み取り、相手が怒っていないか、自分が何か失敗していないかを無意識に確認し続けます。

この状態が続くと、人と会っているときだけではなく、一人になってからも身体が休めません。帰宅しても会話を何度も思い返したり、眠る前にその日の出来事を反省したり、翌日の危険を予測したりします。睡眠の問題、集中力の低下、疲労感、いらだちなどが重なると、さらに刺激に耐えにくくなり、警戒が高まるという循環が作られていきます。

ここで重要なのは、過覚醒を単なる「不安の強さ」として扱わないことです。その人の身体にとっては、警戒し続けること自体が、これまで身を守るために役立ってきた可能性があります。回復では警戒を無理に止めさせるより、「ここでは少し警戒を弱めても大丈夫だった」という経験を増やしていくことが大切になります。

低覚醒・シャットダウン・解離

身体が動かないことも、防御反応の一つになり得る

トラウマ反応というと、動悸やパニック、強い恐怖ばかりが想像されます。しかし、実際には逆方向の反応もあります。頭がぼんやりする、何も考えられなくなる、身体に力が入らない、感情が遠くなる、自分が自分ではないように感じる、周囲が現実ではないように見えるといった状態です。

臨床ではこうした状態を「低覚醒」「シャットダウン」と表現することがありますが、これらは正式な診断名ではありません。また、「背側迷走神経が働いたから低覚醒になる」という一つの仕組みだけで説明できるものでもありません。疲労、睡眠不足、抑うつ、不安、解離、薬物の影響、身体疾患など、さまざまな要因を区別する必要があります。

一方、トラウマ関連症状の一部として解離が生じることは知られています。解離が強い人では、離人感や現実感の喪失、感情が切り離されたような感覚などが現れることがあり、PTSDの中にも解離症状を強く示す一群が存在します。

大切なのは、「動けないのだから怠けている」と理解しないことです。身体を動かそうとしても動けない、誰かと話そうとしても言葉が出ない、何かを決めようとしても頭が止まってしまうという状態では、努力を増やすほど消耗することがあります。

また、解離があるからトラウマ治療ができないと一律に考える必要もありません。近年の研究では、PTSDに対する心理療法によって解離症状も改善する可能性が示されています。ただし解離が強い場合には、その人が現実に戻れる力、治療中の覚醒状態、生活の安定度などを見ながら、治療の速度や方法を調整することが重要です。

凍りついたように動けなくなる状態については、こちらでも詳しく扱っています。

凍結後の低活性化・シャットダウンから回復するために

フラッシュバックとは

思い出すというより、「もう一度そこにいる」

フラッシュバックを、過去の場面が映画のように鮮明に見える現象だけだと思っている人は少なくありません。しかし再体験は視覚的な記憶だけに限らず、音、匂い、身体感覚、恐怖、羞恥、嫌悪などを伴うことがあります。WHOのICD-11でも、再体験は一つまたは複数の感覚様式で起こり、強い感情や身体感覚を伴うことがあるとされています。

たとえば、昔怒鳴られていた人が、大きな声を聞いた瞬間に身体を縮めてしまうことがあります。本人には何の映像も浮かんでいないのに、心拍が上がり、喉が閉まり、頭が真っ白になることがあります。

こうした反応も、過去の脅威と現在の刺激が結びついて起きている可能性があります。本人からすると「どうしてこれくらいのことで、こんな反応になるのだろう」と感じますが、身体にとっては「これくらいのこと」ではなく、以前の危険につながる手がかりとして処理されているのです。

以前は、トラウマ記憶は通常の記憶と比べて必ず断片化していると説明されることもありました。しかし研究結果はそれほど単純ではなく、本人が「記憶が断片的だ」と感じることと、客観的に測定された記憶の断片化との関係には一貫しない結果もあります。トラウマ記憶については、分かりやすい一つの脳モデルだけで説明しきらないことが大切です。

トラウマが傷として残りやすい仕組みについては、こちらの記事でも解説しています。

心の傷が回復しにくくなる仕組み

回避は「弱さ」ではなく、苦しみを減らすために身につけた方法

PTSDでは、トラウマを思い出させる場所、人、会話、感情、記憶などを避けることがあります。回避によって、その瞬間の苦しさは軽くなります。だからこそ、回避は簡単には手放せません。

問題は、回避する対象が少しずつ増えていくことです。最初は一つの場所だけだったものが、人混み全体を避けるようになり、電車に乗らなくなり、人と会わなくなり、仕事に行けなくなるという形で生活範囲が狭まることがあります。

対人関係でも同様です。傷つけられる可能性を減らすために誰にも頼らないようになったり、嫌われないために自分の意見を言わなくなったり、衝突を避けるために相手に合わせ続けたりすることがあります。

こうした行動には、本人なりの理由があります。そのため支援では、いきなり「避けないようにしましょう」と迫るのではなく、何を避けることで何から自分を守っているのかを理解する必要があります。

ただし、回避だけを続けていると、「近づいたら危険だ」という学習が修正される機会も減ってしまいます。PTSDに対する認知行動療法や持続エクスポージャー療法などでは、本人が耐えられる範囲を見極めながら、避け続けてきた記憶や状況と安全に向き合い直すことが治療の重要な部分になります。

トラウマは「自分についての考え方」にも残る

トラウマが長く残すものは、恐怖だけではありません。

「自分が悪かった」
「弱かったから被害に遭った」
「人を信用してはいけない」
「油断したらまた同じことになる」
「誰にも頼らない方が安全だ」

こうした信念が、出来事の後に形成されることがあります。

特に幼少期から繰り返し傷つけられてきた人の場合、出来事を「誰かが自分を傷つけた」と理解するより、「自分には価値がないからこう扱われた」と理解してしまうことがあります。子どもにとって養育者や家庭そのものを否定することは難しいため、自分の側に原因を引き受けた方が世界を理解しやすいことがあるからです。

その考え方が成人後にも残ると、人から大切にされても疑ってしまう、褒められても受け取れない、少し失敗すると激しく自分を責める、嫌なことを断るだけで罪悪感を覚えるといった形で現れることがあります。

この段階になると、トラウマは一つの出来事の記憶というより、「自分とはどんな人間なのか」「他人とはどんな存在なのか」「世界は安全なのか」という基本的な感覚にまで入り込んでいます。

複雑性PTSDとは

長期間にわたり、逃げることが難しい状況で繰り返しトラウマを経験してきた人では、典型的なPTSD症状だけでは説明しにくい問題が残ることがあります。

WHOのICD-11では、PTSDとは別に複雑性PTSD(Complex PTSD)が設けられています。複雑性PTSDでは、PTSDの中心症状に加えて、感情を調整することの難しさ、自分自身を強く否定する感覚、そして人間関係を築いたり維持したりすることの難しさが持続することが特徴とされています。日本語では「複雑性心的外傷後ストレス症」という名称が用いられています。

たとえば、怖い記憶そのものよりも、人との距離が分からないことが生活を苦しくしている人がいます。親密になりたいのに近づかれると苦しくなる、嫌われないために相手に合わせ続ける、助けてもらうと申し訳なくなる、自分の感情が何なのか分からなくなるといった問題です。

幼少期から「相手の機嫌を読む」「怒らせない」「自分の気持ちは後回しにする」という方法で家庭を生き抜いてきた場合、それは当時の環境では合理的な適応だったかもしれません。しかし、安全な環境に移ってからも同じ方法しか使えないと、対人関係の中で苦しさが続いてしまいます。

複雑性PTSDに解離症状が伴う人も少なくなく、近年の系統的レビューでも複雑性PTSDと解離との関連が報告されています。ただし、症状の現れ方には大きな個人差があり、「幼少期に傷ついた経験があるから複雑性PTSD」と単純に判断できるものではありません。

トラウマからの回復は「思い出さないこと」ではない

トラウマから回復するとは、過去を完全に忘れることではありません。記憶が残っていても、その記憶によって現在の身体や生活が支配されなくなることがあります。

以前は思い出すだけで身体が固まっていた出来事について、「あれは過去に起きたことだ」と感じられるようになる。誰かの不機嫌を見ても、すぐに自分の責任だと思わなくなる。嫌なことには嫌だと言える。疲れたら休める。人に助けを求めることができる。

こうした変化も、重要な回復です。

回復の初期には、睡眠や生活リズムを整えること、現在の危険を減らすこと、自分が圧倒される刺激を把握すること、症状が起きたときに現在へ戻る方法を持つことが役立ちます。安心できる人との関係も重要です。

しかし、「安全を感じられるようになるまで、一切トラウマに触れてはいけない」と考える必要もありません。現在のPTSD治療ガイドラインでは、症状や生活状況を評価したうえで、トラウマに焦点を当てた心理療法が重要な治療選択肢とされています。

APAの2025年版臨床ガイドラインでは、認知処理療法(CPT)、持続エクスポージャー療法(PE)、トラウマに焦点を当てた認知行動療法などが推奨されています。NICEも成人のPTSDについてトラウマ焦点化CBTやEMDRを推奨しており、米国VA/DoDのガイドラインでもPE、CPT、EMDRなどのトラウマ焦点化心理療法には強いエビデンスがあります。

つまり、トラウマ治療とは「つらい過去を全部話すこと」でも、「身体を落ち着かせることだけを続けること」でもありません。現在の生活を守りながら、その人が苦しめられている記憶、意味づけ、回避、身体反応、対人関係を少しずつ扱っていくものです。

どの方法が適しているかは、トラウマの種類、症状の強さ、解離の有無、身体状態、現在の生活環境、本人の希望によって異なります。一つの治療法だけがすべての人に合うわけではありません。

「安全」とは、ただリラックスすることではない

トラウマケアでは「安全」という言葉がよく使われます。しかし、安全とは、単に深呼吸をして落ち着くことではありません。

自分の意思を尊重してもらえること、嫌なことを断っても関係が壊れないこと、話したくないことを無理に話さなくてもよいこと、疲れたときに休めること、距離を取りたいときに距離を取れること。こうした経験も身体に安全を教えていきます。

長い間、他人の機嫌を優先してきた人にとっては、自分の都合で予定を決めることが回復になる場合があります。誰にも頼れなかった人にとっては、小さなことを誰かに頼む経験が回復になることがあります。常に頑張り続けてきた人にとっては、何もしない時間を持つことそのものが難しい課題になることもあります。

トラウマからの回復は、昔の出来事だけを掘り下げる作業ではありません。「今の生活の中で、自分を守る方法を増やしていくこと」でもあります。

回復は一直線には進まない

トラウマの症状は、毎日同じ強さで続くわけではありません。何週間も落ち着いていたのに、ある出来事をきっかけに突然悪夢が戻ることもあります。人間関係が深まったことで、以前には出なかった不安が強くなる場合もあります。

そのため、「また症状が出たから治っていない」と判断する必要はありません。一時的な悪化には、疲労、睡眠不足、記念日、人間関係、仕事上のストレスなどさまざまな要因が関わります。

大切なのは、症状が二度と起きない状態だけを回復の基準にしないことです。以前なら数日間動けなくなっていた反応から、その日のうちに戻れるようになることがあります。以前は一人で抱え込んでいたのに、誰かへ相談できるようになることがあります。怖さがなくならなくても、怖さを抱えたまま自分の選択ができるようになることがあります。

その積み重ねによって、トラウマが人生の中心を占める割合は少しずつ小さくなっていきます。

トラウマを抱えている人に必要なのは「もっと頑張ること」ではない

長い間トラウマの影響を受けてきた人ほど、自分を立て直すために多くの努力をしています。人に迷惑をかけないようにし、感情を抑え、仕事を休まず、人間関係を壊さないように気を配り、自分の弱さを見せないようにしてきた人もいます。

そのため、回復のために必要なのは、必ずしもさらに努力を増やすことではありません。

自分の身体に何が起きているのかを理解し、必要以上に自分を責めなくなること。自分に合わない関係や環境から距離を取ること。安心できる人との関係を持つこと。そして必要であれば、専門家と一緒にトラウマそのものを扱っていくこと。

そうすることで、かつて自分を守るために必要だった警戒や回避を、少しずつ休ませられるようになります。

トラウマの全体像については、こちらの記事にもまとめています。

トラウマとは|心と身体に残る影響について

当相談室では、トラウマやPTSD、複雑性トラウマなどによって、生きづらさや身体の緊張、対人関係の困難を抱えている方へのカウンセリング・心理支援を行っています。症状だけを切り離して考えるのではなく、その人がこれまでどのように自分を守りながら生きてきたのかを一緒に整理し、現在の生活を崩さない形で回復への道筋を考えていきます。

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参考文献

  1. World Health Organization. Clinical Descriptions and Diagnostic Requirements for ICD-11 Mental, Behavioural or Neurodevelopmental Disorders. WHO, 2024.
  2. American Psychological Association. Clinical Practice Guideline for the Treatment of Posttraumatic Stress Disorder (PTSD) in Adults. 2025.
  3. National Institute for Health and Care Excellence. Post-traumatic stress disorder: NICE Guideline NG116. 2018.
  4. Department of Veterans Affairs & Department of Defense. VA/DoD Clinical Practice Guideline for Management of Posttraumatic Stress Disorder and Acute Stress Disorder. 2023.
  5. National Institute of Mental Health. Post-Traumatic Stress Disorder (PTSD).
  6. Kredlow MA, Fenster RJ, Laurent ES, et al. Prefrontal cortex, amygdala, and threat processing: implications for PTSD. Neuropsychopharmacology. 2022;47:247–259.
  7. Bedard-Gilligan M, Zoellner LA. Dissociation and memory fragmentation in post-traumatic stress disorder: an evaluation of the dissociative encoding hypothesis. Memory. 2012;20(3):277–299.
  8. Hamer R, Bestel N, Mackelprang JL. Dissociative Symptoms in Complex Posttraumatic Stress Disorder: A Systematic Review. Journal of Trauma & Dissociation. 2024;25(2):232–247.
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井上 陽平

井上陽平(公認心理師・臨床心理学修士)。
トラウマ・解離・PTSD・愛着障害を専門とする心理カウンセラー。
児童養護施設、情緒障害児施設、精神科クリニックでの臨床経験を積み、
心身反応(フリーズ・過覚醒・離人感)への介入や、
複雑性トラウマ、対人関係、境界線の問題に重点的に取り組む。

研究テーマは「複雑性トラウマの身体反応」「解離と自己構造」「愛着スタイル」「虐待と対人関係のパターン」。現在は「こころのえ相談室」にてトラウマ専門のカウンセリングを提供。書籍の企画・執筆に関するご依頼も承っております。

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